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お受験によるマイナス面を背負う

男の子で、第一志望の小学校に入学し、ご機嫌で通っていたはずなのに小学校六年生から休みがちになり、中学校に入ると半分ほど登校すれば上出来という、いわゆる「不登校」になってしまったという。何かはっきりとした理由があって学校に行けなくなってしまったのではない。ただ朝になると「からだがだるい」「今日は行く気がしない」「どうしても行けない」といって部屋に閉じこもってしまう。母親が落ち込んでいたので、あまり突っ込んでくわしく話を聞けなかったのだが、「なんだか気力減退って感じなのよ」と話していたのが印象的だった。母親自身は「小学校受験でムリをさせたから」と姑たちに責められるのが一番つらいそうだ。統計があるわけではないので、小学校受験が原因となって子どもの不登校や無気力、いじめなどがどれくらいの割合で起こるのかはわかっていない。だが、苛酷な受験生活が原因になってつまずいてしまう子どもも、たしかにいるのだ。「合格すればすべて報われる」と親のほうが思っていても、子どもは合否に関係なくお受験によるマイナス面を背負うことだってある。
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