不法投棄の量が、なぜか環境省が毎年出している「環境循環型社会白書」のグラフから、削除されている。2008年版の白書には、毎年の不法投棄の量と件数の推移を並べたグラフがある。全国の不法投棄の量は、2003年度の74万トンから2006年度には13万トンと大幅に減った。ところが、2006年度の数字には、石原産業が投棄した72万トンが入っていない。この不法投棄の数字は、毎年、環境省が全国の都道府県に通知を出して求めた、不法投棄の量と件数の報告をまとめたものだ。ところが、環境省が2005年に出した通知文には、こんなことが書かれていた。「石原産業のフェロシルトの不法投棄は報告から除くものとする」なぜ、環境省の官僚たちはこんなことをしたのか。不法投棄の量が減り続けているのに、フェロシルトの72万トンを入れたら、数字が跳ね上がる。せっかくの減少傾向が台無しになる、とでも考えたのだろうか?自分たちにとって都合の悪い数字は含めず、都合のいいの数字を発表する。こんな白書では、だれも信用しないだろう。