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中古品屋をはじめた時はいろいろあった

いま、あのころを思い起こせば、中古品屋をはじめた時はいろいろありました。しかし、運にも恵まれていたと思います。恵まれ過ぎて、新たな困難へのチャレンジに臆病になってしまったかもしれません。調子に乗って猪突猛進するガラではないし、ベンチャー起こしというような冒険心もない。しかし、前進していなければ追い落とされる凄まじい現代の競争社会に、こんなことで生き残れるのだろうかと、不安に思うこともあります。この商売に身を投じて二十六年が過ぎました。いい時もあり、悪い時もあり。しかし、何とかこの商売で食わせてもらってきました。そして、とうとう五十路を迎えました。私の生き方は、少しグータラ。そのことは、本人も自覚しています。日本列島でもだいぶ田舎の盛岡で春夏秋冬、花鳥風月を愛でながら、のんびりと生きたい私です。自然に逆らわず、じっと芽が出る時を待つ。北国では当たり前のことです。そして、なにやら今年は運命の春の芽吹きが感じられます。「循環型社会」とやらがくるなら、私らの仕事も、もうちょっと社会に重宝がられるようになるのかもしれません。