第一次オイルショックではね上がり、その後もとの水準にまで減ったものの、第二次オイルショックでふたたび急上昇した。そして八〇年代に次第に低下し、九〇年代初頭に上昇したところまではドイツと同じような軌跡をたどったが、その後はドイツとは対照的な動きとなった。ドイツの失業率がほぼ一直線に上昇するのにたいして、アメリカの失業率は九二年から九七年まで連続的に低下し、第一次オイルショック以前の水準に戻っている。九二年からの失業率の低下は、アメリカ経済が九一年三月を底に連続して景気拡大していることによっている。
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この長期の好景気を説明する理論として、低いインフレ率と低い失業率とが同時にあらわれていることから、これまでとは質的に異なった成長であるとする「ニュー・エコノミー」論が登場するまでになった。