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屈託のないしゃべり方には感心させられてしまう

「モーツァルト」はドイツ語ですが、フランス語では「モザール」となってしまうので、モーツァルトがパリにいた頃は、誰のことかと本人はびっくりしたことでしょう。ことばはやはり原語に近い形で発音するのがいいと思います。ですから、私自身は、外来語の発音を尊重する日本人の姿勢についてはいつも誇らしい思いがしています。でも、このように外国のライフスタイルをごく自然に取り入れる日本人なのに、こと外国語をしゃべる段になると、どうしてすんなりと入っていけないのでしょうか。なぜ日本人は、香港やタイ、インドネシアなどほかのアジアの人々のように、中国語と英語、タイ語と英語、インドネシア語と英語のように、二か国語をしゃべれないのでしょうか。フィリピンなどではテレビのインタビューで、職業や学歴に関係なく、みんな英語で聞かれれば英語で答えているのにいつも驚かされます。発音や正確さは別として、その屈託のないしゃべり方には感心させられてしまうのです。