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ファッションはやや近代的な発明

服そのものは、原始人が動物の毛皮に身を包んで以来、なんらかの形で存在し続けてきた。一方、ファッションはやや近代的な発明と言える。もっとも、かつて考えられていたほど目新しいコンセプトではないらしいけれど。一九九九年、三人の人類学者が「ヅイーナス」像の再検証を行った。これは、約二万七〇〇〇年前に作られた高さ一五センチほどのふくよかな女性群像で、人間をかたどった美術品としては現存する世界最古のものとされている。慎重に調査した研究者たちは、後期旧石器時代の女性たちがキャップ、ベルト、スカート、そしてリネンのような織物でできたなかなかにスタイリッシュなバンドーを着用していたらしい証拠を見つけた。機能性だけでなくお洒落さも欲しいという気持ちは氷河時代にまで遡るという大発見である。ジョンーガリアーノスペイン生まれでロンドンを拠点に活動し、クリスチャンーディオールのクリェイティブーディレクターも務める異色のデザイナー。舞台衣装のようなアヴァンギャルドな作風で人気。彼の登場により、ディオールのバッグ類の売り上げは数十倍にもなったと言われる。